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カリフォルニアにしか生息しないゴールデントラウトとは?
ゴールデン・トラウトは、カリフォルニア州のシエラネバダ山脈原産のトラウトで、1947年にカリフォルニア州の淡水魚の象徴、”州魚”になっています。
カリフォルニア州のシエラネバダ山脈以外の地域にあたるユタ州、アイダホ州、ワイオミング州、モンタナ州、オレゴン州、コロラド州などにも現在ゴールデントラウトとされるものが生息していますが、それらは1900年代の初頭にシエラネバダから西部各州に移植されたものの末裔で、DNA検査の結果、レインボーなどとの交配種(ハイブリッド)であることがわかっています。美しい純血種を見ているカリフォルニア州の釣り人からすると、レインボー・トラウトなどとの雑交配で大型になり、やや野生的な顔立ちをした他州のそれらの魚を、同じようにゴールデン・トラウトとは呼べないと内心では不本意に思っているのです。(残念ながらネバダ州やニューメキシコ州に放流されたものは、絶滅したと言われています)
現在カリフォルニア州議会は、ゴールデントラウトの卵や稚魚の州外への持ち出しを禁止しています。
高山病について
高山病について(英語altitude sickness)
2000m以上の標高では、低地より酸素量が低い為、血中酸素濃度が低下しやすく、初期段階では、頭痛、吐き気、めまい、食欲不振、手足のむくみ、脈拍が早くなったりと、風邪のような症状が現れます。睡眠障害や運動障害まで進むこともあります。二日酔いの症状にも似ているので「山酔い」とも言われています。特に睡眠不足や時差ぼけで体調不良の時には注意が必要です。
シエラの宝石、ゴールデントラウトを釣る
今回は女性のフライフィッシャーと純血種のゴールデン・トラウトを釣りに出かけた。駐車場から3kmほどトレールを歩いて向かうことになる。登り降りを繰り返す標高差は150m、バックパックに昼ごはんや雨具などトレッキングの装備を詰め込み歩き始める、腰には熊ベルをぶら下げているのは,言うまでも無い。
トレールを歩くこと1時間、1本の川がトレールと交差している。丸木橋を渡ろうとすると、下流10mの岩陰に黒い影が動いている。早速フライロッドを取り出し、リールやラインをセットする。本日最初のフライはヘッドライトCDC カディス サイズ20番 をティペットに結んでみた。http://www.ardentfly.com/shop/head-light-cdc-caddis_fly.htm