ゴールデン・トラウト
California Troutと云う保護団体から頂いたゴールデン・トラウトのステッカーです。
ゴールデン・トラウトは、汚れのない高山域の川や湖に住んでいます。
学名である「アクアボニータ」は、アクセスが困難な美しい水域に生きていることを正確に言い当てています。
釣る際にも魚を傷つけないように、極小のフライ(疑似餌)を使い、ランディング・ネットはラバーネットかキャッチ&リリース用のもので(糸で編んだネットは不可)、魚へのダメージを避けて生存率をあげていくことが重要です。
保護対象の純血種のゴールデントラウトの釣りへご案内いたします。
2018年の解禁日
『次のガソリンスタンドは150キロ先』
An electroshock survey
2015~2016年にかけてカリフォルニア州は記録的な渇水に見舞われました。渇水により水があまり流れなくなり藻が大量に発生したため、水中の酸素不足や川底の沈殿物による水生昆虫の激減により、相当数の魚が死んでしまったようです。
2016年に行われた電気ショックの調査の結果が出ていましたが、最も大きな魚は17インチ(42.5cm)で、多くの大きな魚が死んでしまったとの結果が出ている。
確かにフライへの反応は少なくなったが、しかし丁寧に攻めていけばそれなりの釣果は得られます。
また最近は魚を増やすため”プラント”と言って、魚を放流し”キャッチ&リリース”の徹底により自然繁殖を繰り返し、ワイルドトラウト(天然魚)を増やすプロジェクトを進めています。
参考文
”The Fish Report”
There was an electroshock survey here a couple weeks ago, and the largest fish they found were around 17″.
Most of the big fish that this place was famous for have died off. Might take a few years of good winters to recover,but until then it’s weeds and small fish
シエラ・グランドスラム/The Sierra Grand Slam
シエラ・グランドスラム
カリフォルニアで釣れる5種のトラウトを1日で釣り上げました
(全て純血種・・・・・証人あり)
今回の”The Sierra Grand Slam (シエラ・グランド・スラム)”の達成は私にとっては”3冠”です。
①『5種類の純血種のトラウト』(4種でもいいと云われているが、でも最高は5種、実際 1日に限定されたタイムスケジュールでCutthroatを釣るのはかなり難しい)
②『1日中に達成』(1度の釣行の間でもいいと云われているが、それなら3日あれば、日本のあなたでも可能)
③『すべてドライフライでキャッチ』(フライフィッシャーはドライで達成するのが金メダル)
『5』の文字が入ったピンバッジが届きました。
『5』は5種類のシエラのトラウトを手にした事を意味しています。
1 Cutthroat Trout
2 Brown Trout
3 Rainbow Trout
4 Brook Trout
5 Golden Trout
このピンバッジは、LBCC(ロングビーチ・キャスティング・クラブ)でも2007年から現在まで20人ほどしか手にしていないそうで・・・・・・実際、手にすると凄くうれしいですね。
日本人で手にしたのは、私が初めてです・・・・・・・日系アメリカ人では何人かいます。
”The Sierra Grand Slam”は、偶然1日で5種類が釣れる訳ではないので、キャスティング・クラブからもお祝いの手紙を頂きました。
シエラで有名な”名物凄腕ガイド”の友人がお祝いのメールをくれました。彼も5種を1日で、”The Sierra Grand Slam”を達成しています。
<Very very cool Koji!! That is not an easy task. Congratulations. Scott>
みんなはこのピンバッジをベストに付けているそうですが、どうしようか考え中・・・・・・・・
写真は認証ピンと、ほとんどのトラウトを仕留めたドライフライ・・・・・・エルクヘアカディスのウイングの下に、アンダーウイングとしてCDCを仕込ませ、ボディのハックルを省略し、フライ全体が水面に着くようにデザインされたフライ
2015年、シエラ・ネバダの解禁日
2015年のシエラ・ネバダの多くの釣り場が解禁される4月25日、標高2400mの高原へ出掛けました
しかしそのキャンプ場は吹雪、朝8時で気温0℃、昨年もまだ雪が残っていましたがこれほどの悪天候ではありませんでした。
仕方がないので標高を下げ周りの釣り場を探すも、川は水量不足で川の底に大量の砂が溜まり釣りになりません。
最初の場所に戻り、車の中で数時間待機し雪が止むのをひたすら待ちました.
雪が弱まった合間を付いて昼から釣り始めるも 時間を置いて横殴りの雪が激しく水面を波立たせます。
牧草地での釣りはまともに風が体にあたり、強風と横殴りの雪は釣りの集中を砕いていきます。
おまけに集中を失った同行者が川に落水してしまい、0度近い気温で低体温の危険さえあったので、着替えの為にいったん車に戻りました。
やっと雲が切れ日差しが差した合間に、車で5分ほどの下流のポイントに移動、再び釣りを開始。
例年にない雨や雪不足で水深が浅く、深みを探すのみかなりの距離を歩きましたが、数匹のゴールデン・トラウトを釣り上げることができました。
何とか解禁明けの儀式は終わりました。