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2018年の解禁日

いよいよシエラネバダの多くの釣り場の2018年解禁日
本日ゴールデン・トラウトも解禁
午前8時にに砂漠地帯から標高2500mに山間部へ向かいます
実は他のカリフォルニア・ゴールデンが釣れる川への侵入路は閉鎖中。
侵入口にある道路わきの標識には
『次のガソリンスタンドは150キロ先』
この道の先にはあの有名なハイキングルート”PCT/パシフィック・クレスト・トレイルの”と交差します。
今回は3月初めに、アメリカ・メキシコ国境のアメリカ側の町Campoをスタート、二か月近く歩いてきたピートさんに会いました。
2017年は6人もの犠牲者を出したPCTですが、カナダ国境まで事故無く到達することを願っています。

An electroshock survey

2015~2016年にかけてカリフォルニア州は記録的な渇水に見舞われました。渇水により水があまり流れなくなり藻が大量に発生したため、水中の酸素不足や川底の沈殿物による水生昆虫の激減により、相当数の魚が死んでしまったようです。
2016年に行われた電気ショックの調査の結果が出ていましたが、最も大きな魚は17インチ(42.5cm)で、多くの大きな魚が死んでしまったとの結果が出ている。

確かにフライへの反応は少なくなったが、しかし丁寧に攻めていけばそれなりの釣果は得られます。

また最近は魚を増やすため”プラント”と言って、魚を放流し”キャッチ&リリース”の徹底により自然繁殖を繰り返し、ワイルドトラウト(天然魚)を増やすプロジェクトを進めています。

参考文
”The Fish Report”
There was an electroshock survey here a couple weeks ago, and the largest fish they found were around 17″.
Most of the big fish that this place was famous for have died off. Might take a few years of good winters to recover,but until then it’s weeds and small fish

2015年、シエラ・ネバダの解禁日

2015年のシエラ・ネバダの多くの釣り場が解禁される4月25日、標高2400mの高原へ出掛けました

しかしそのキャンプ場は吹雪、朝8時で気温0℃、昨年もまだ雪が残っていましたがこれほどの悪天候ではありませんでした。
仕方がないので標高を下げ周りの釣り場を探すも、川は水量不足で川の底に大量の砂が溜まり釣りになりません。

最初の場所に戻り、車の中で数時間待機し雪が止むのをひたすら待ちました.

雪が弱まった合間を付いて昼から釣り始めるも 時間を置いて横殴りの雪が激しく水面を波立たせます。

牧草地での釣りはまともに風が体にあたり、強風と横殴りの雪は釣りの集中を砕いていきます。

おまけに集中を失った同行者が川に落水してしまい、0度近い気温で低体温の危険さえあったので、着替えの為にいったん車に戻りました。

やっと雲が切れ日差しが差した合間に、車で5分ほどの下流のポイントに移動、再び釣りを開始。

例年にない雨や雪不足で水深が浅く、深みを探すのみかなりの距離を歩きましたが、数匹のゴールデン・トラウトを釣り上げることができました。

何とか解禁明けの儀式は終わりました。

”紅葉写真”,CONVICT LAKE


この湖は標高約2400m、その昔(*)1871年にカーソンシティー(Carson City、ネバダ州)にある牢獄から脱獄した6人の犯罪者が逃げ込んだ場所にちなんで、”CONVICT LAKE “と名づけられたそうです。
(convict :〔有罪宣告を受けた〕囚人{しゅうじん}、受刑者)

スタートレックなど、多くの映画の撮影場所として使われました。

また結婚披露宴などでもよく使われている有名なレストランがあり、私もワイフと食事に行ったことがあります。
その雰囲気を youtubeでお楽しみください。

*)1871年は明治4年、アメリカでは南北戦争( 1861年 – 1865年)が終結して6年後。
カリフォルニアは1850年9月9日にアメリカ合衆国第31番目の州となった

『ネイティブ・トラウト』と『ワイルド・トラウト』

『Native Trout』 と 『Wild Trout』の違い。

英語圏の人でも解釈に違いがあったため、公にカリフォルニア州政府の”California Department of Fish and Game”が以下のように定義しています。

California Department of Fish and Game