シエラ・ネバダ山脈

シエラはスペイン語で、”雪の降る鋸歯のような山” 、北部のフレドニア峠、スーザン・リバーから、南部のテハチャピ・パスまでの、カリフォルニア東部の約650kmにもおよんでいる、高い山と深い谷が連なる山脈です。大きな滝がいくつもあり、深さ300m以上の湖がいくつもあります。
東側はモハベ砂漠が隣接し、南端にはスペースシャトルが着陸したエドワード空軍基地が広がっています。

この名前の由来は、スペイン。アンダルシア地方にある山脈が元になっていて、アメリカのカリフォルニア州の他にも、メキシコ、コロンビア、ベネゼイラにもあります。

 

スペイン・アンダルシア地方には、あの有名な”アルハンブラ宮殿”があり、世界でもっとも美しい宮殿といわれ、水をたくみに使った美しい中庭は、シエラネバダ山脈の雪解け水を使っているそうです。また絶品の生ハムが作られているのも有名。

 

もともとカリフォルニアはスペインの植民地に始まり、メキシコが1821年にスペインから独立した後、メキシコに支配され、アメリカとメキシコの戦争、米墨戦争が終了後、、アメリカ合衆国はメキシコに1,825万ドルを払うことに同意し、メキシコはカリフォルニア(および他の北方領土)を正式にアメリカ合衆国に割譲しました。
そのためカリフォルニアには、”シエラネバダ”山脈のようにスペイン語の名前がついた場所が多いです、もちろん”ロサンゼルスもそうですね。

 

1848年、シエラネバダ山脈の麓にあるサッターズミルで金が発見された。これがカリフォルニア・ゴールドラッシュの始まりで、1849年にカリフォルニアに一攫千金を夢見て、金鉱山を求めてきた人たちを”1849、フォーティーナイナーズ”と呼ばれるのです。そのためイースタン・シエラネバダ山脈の町は、カリフォルニアでも古い歴史を持っています。

 

山脈の中には”ヨセミテ国立公園”、”セコイア・キングスキャニオン国立公園”、アメリカ本土の最高峰”マウント・ホイットニー(4421m)”などがあり、自然景観の豊かさはいうまでも無く、各地に点在する西部開拓時代の歴史的なオールドタウンのひなびた風情なども大きな楽しみのひとつです。

 
ヨセミテ国立公園(1984年世界遺産に登録)

セコイア・キングスキャニオン国立公園

デスバレー国立公園

ボディー州立歴史公園(ブリッジポート)

モノ・レイク

マンモス・レイク・・・・・などの魅力を少しずつお伝えしていこうと思っています。